著名人がPR 250億円投資トラブル 消費者庁に告発へ【詳細版】【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2026年4月14日)

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 国が力を入れているIT事業への投資で高利回りが得られるとうたい、全国5000人から250億円を集めた会社でトラブルが起きています。弁護団は14日、消費者庁に告発する方針を固めたことが分かりました。

■多くの著名人もPR

4000万円被害訴え 顧客(63)
「60歳で退職をしてそれまでに蓄えたお金、それから退職金。細々と投資を続けてきたものもあるんですが、そのほとんどを今回の件で戻らない状態になったのがとても悔しい思いでいっぱいです」

 京都市のデータ管理会社「クリアースカイ社」と顧客の間で起きている、データサーバーの購入を巡る金銭トラブル。62歳の男性は8000万円、63歳の男性は4000万円の被害を訴えています。

8000万円被害訴え 顧客(62)
「最初はずっとちゃんと投資したお金も返してもらって利益ももらっていたので、信用して雪だるま式に投資額が増えて、最後に一番多く払った時に飛ばれちゃった」

 男性らは、クリアースカイ社が構築するデータサーバーの所有権を購入。クリアースカイ社は、そのサーバーの権利を第三者にレンタルすることで得た収益を元手に、3カ月後に10%の利息をつけて顧客から買い戻すという仕組みでした。

550万円被害訴え 顧客(50代)
「(Q.皆さんが信用した理由は?)警察関係とコラボして、セキュリティーセミナーをやっている。クリアースカイ社と警察でやっている。本当に安心感しかなかった」

4000万円被害訴え 顧客(63)
「(Q.皆さんが信用した理由は?)警察以外に(会社主催のパーティーに)野球選手がいたり、総合格闘家がいたり、今思えば色んなフィールドからアスリートを集めてきてクリアースカイをより信用してもらいたいという思いが込められていた」

 弁護団によると、著名人をPRに利用し、全国5000人から総額250億円を集めていたというクリアースカイ社。経営陣は派手な生活を送っていたといいます。

550万円被害訴え 顧客(50代)
「セミナーがあった時に、その後、飲み会があって豪遊していたり、代表の方がそういう時計、ロレックスをしていたりとか、その後、キャバクラに行くみたいな話をしていたりとか派手な生活をしているんだなということが分かって、その時に何かおかしいなって気付けば良かったんですけど」

■「詐欺になっていた」発言

 今年2月以降、クリアースカイ社から顧客への支払いが滞り、連絡も取れない状態に。先週、顧客205人は京都地裁に対し、クリアースカイ社の破産を申し立てました。

 経営陣や集めた金はどこに消えたのでしょうか。番組は2月中旬に行われた、経営陣らの緊急会議の映像を入手しました。

クリアースカイ社幹部
「サーバーの高騰で利益がほぼないので、ぎりぎりの状態で運営している状態での資金遅れということになっているので、何十億円あったものはないという状態」

 サーバーの構築費が高騰し、会社の資金が底をつきたと主張する経営陣はこう述べていました。

「僕たちとしても逃げるとか、このまま飛ぶとかはいっさい考えていませんので。もしこれで炎上して警察となれば間違いなく僕らは拘束されるわけで、そしたら何もできなくなるわけですが、ちゃんと打ち合わせできてない段階でクリアースカイからの公式発表はまだちょっと正直できない」

 警察の捜査を恐れ、公には発表ができないと主張する経営陣に対し、関係者が顧客への早急な説明を求めると「それはもう1週間以内には確実にできるだけ早めにさせていただきます」と発言していました。

 しかし、その後、会社が説明会を開くことはなく顧客にはこんなメールが届きました。

クリアースカイ社
「経営陣の生命身体に危害が及ぶ重大な行為がありました。警察などと相談を行い、保護された状態となっています。説明会を一時中止せざるを得ない状態となりました」

 番組は、クリアースカイ社で客の勧誘を行っていた人物に話を聞くことができました。

「資金ショートの部分を穴埋めするということですね。(去年)12月ごろからはサーバーの案件は架空案件というような形で、要はお客様からお金を集めた分は、(他の客への)返済に回していた。『自転車操業で結果的には詐欺になっていた』という発言も経営陣からあった」

 去年12月以降、経営陣は新たなレンタルサーバーの構築が行われていないことを知ったうえで金を集めている状態だったといいます。

 それにもかかわらず、今年1月に会社が顧客と結んだ契約書には、サーバーの保管先として「大阪府吹田市のデータセンター」の文字があります。

 さらに、弁護団がクリアースカイ社の関係者から入手したという音声データには、技術担当者が語った驚きの内容が記録されていました。

「吹田のデータセンターは2年前に解約している。現在、サーバーは1基しかない」

■架空のサーバーを販売?

 クリアースカイ社がこれまでに326基構築したと公表していたサーバーが、実際は1基しかないという証言。会社の説明を信じて契約した顧客からはこうした言葉が上がっています。

被害弁護団 加藤博太郎団長(40)
「皆さんないところの契約をされているということなので、架空の話だったということ知らなかったですよね?」

4000万被害訴え 顧客(63)
「あきれた。泣きそう。言葉ないですよね。4月11日に、私とほぼ同時期に今回の投資を始めた私の友人が亡くなったという連絡を受けました。今回の件で悩んで彼も老後の資金をほとんど失ったと思います。なんとか彼の失ったお金も回収をできるだけして、ご遺族に戻したい」

 弁護団は2年前から存在しない架空のサーバーが販売されていた可能性があるとみていて、14日、消費者庁に告発する予定です。

加藤団長
「一見まともなビジネスに見える。国家戦略というものをうたったり、あるいは有名人とか政治家が関与しているということを言っていわゆる国家プロジェクトだと。参画していきましょうという形で幅広く投資を募っていったと。そのため、消費者被害が広がっている。今回の事件はここ数年では最大級で250億という被害額になります。甚大な被害が日本各地で広がっているのではないか」

 番組がクリアースカイ社に取材を申し込みましたが、回答はありませんでした。

(2026年4月14日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp

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